蒲形(かまがた)城

蒲郡博物館に復元移築されている蒲形城の大手門

 

2015年9月28日撮影


◆別名

下之郷城

 

◆所在

蒲郡市本町

 

◆交通

 

◆歴史

天正年間(1573年~1592年)に鵜殿長存が築いたとされる。

1562年に今川氏から独立し、三河統一を目指した松平元康は、この地域で唯一今川氏に忠誠を誓う上之郷城の鵜殿長照を攻める事を決意。この時、長照以外の鵜殿氏は元康に属し、以降は松平家の家臣として、関東移封にも従っている。

 

家康が天下統一を果たすと、竹谷城主である松平家清の所領となるが、家清の嫡男忠清が亡くなると、跡継ぎがいなかったため所領は没収され、蒲形城は廃城となった。

 

◆現在

蒲郡高校の南側が城跡と言われており、城跡の東側にある東廓会館の名前だけが当時を忍ばせる。 

蒲郡博物館に復元移築されている大手門が唯一の遺構と言える。


大手門脇に建つ説明の看板


現在は駐車場になっている